肌の構造と老化のメカニズム | 東京でエクソソーム・再生医療・幹細胞治療なら青山レナセルクリニック
肌の再生医療

真皮線維芽細胞移植治療
幹細胞肌再生治療

~‟再生医療総合クリニック”ならではの
革新的なトータルケア~

肌の構造と老化の
メカニズム

~皮膚の構造~

人間の皮膚は、角質層を含む表皮・真皮層・皮下組織(皮下脂肪層)の3層で構成されています。

左上から下に「表皮」「真皮」「皮下組織」、右上から下に「線維芽細胞」「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」「皮下脂肪」の記載があり、それぞれ画像内の該当箇所を指し示している
表皮
肌の一番外側にある厚さ約0.1㎜の組織で、外部からの刺激や乾燥などから皮下組織を守るための、いわばコンクリートのような存在。大変頑丈なため、市販の美容液などは、内部に浸透せず殆ど弾かれてしまいます。
真皮
表皮のすぐ下にある厚さ約1.0~2.0mmの組織で、皮膚の95%を占める肌の「本体」となる極めて重要な存在。
その真皮を構成しているのが「線維芽細胞」で、肌を支える3大成分であるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を産生するいっぽう、古くなったコラーゲン繊維を分解するコラゲナーゼという酵素を分泌することで、肌の新陳代謝を行っています。若い時の肌にハリと潤いがあるのは、3大成分の産生と代謝を担う線維芽細胞が豊富な状態だからです。
皮下組織(皮下脂肪層)
肌の最深部にある厚さ約5.0~9.0㎜の脂肪主体の組織で、表皮と真皮を支えるクッションの役割。血管とリンパ管を介して、皮膚に栄養を届けたり老廃物の運搬を担っています。加齢に伴う皮下脂肪の減少により肌の土台が崩れる結果、弾力性が失われたるみの原因となります。

~肌の3大要素と役割~

1.コラーゲン
= ハリ(強度)の維持

コラーゲンは、真皮の70~80%を占める最も重要な要素です。

20種類のアミノ酸が50個以上結合した鎖状の物質が3重のらせん状に絡まりあった構造をしており、このコラーゲン同士が橋のように繋がって、「コラーゲン繊維」と呼ばれる強固な繊維状のたんぱく質を形成し、このコラーゲン繊維同士を結ぶ橋のような化合物を「架橋(かきょう)」と呼びます。

コラーゲン繊維は真皮層内に網目状に規則正しく張り巡らされており、ピンと張った状態を保つことで肌にハリを与え、表皮と皮下組織を支えています。

  • アミノ酸が50個以上結合した鎖状の物質が3重のらせん上に絡まりあっている「コラーゲンの構造(3重螺旋)」を表現したイラスト
  • 3重のらせん構造になったコラーゲン同士が橋のように繋がっている「コラーゲン繊維+架橋」を表現したイラスト

2.エラスチン = 弾力性の維持

エラスチンは、真皮の5%程度を占める伸縮性や弾性に優れた弾性線維で、「柱」であるコラーゲン線維をとりまくように存在します。

指で押したときに跳ね返る「バネ」のように、肌の弾力性の維持に重要な役割を担っています。

「コラーゲン」と「エラスチン」を表現したイラスト

3.ヒアルロン酸 = 保湿機能

コラーゲンとエラスチンの隙間を埋める高分子多糖類の一つで、たった1グラムで500~600mgもの水分を抱え込むことにより、お肌に保湿・弾力・柔軟性をもたらします。

体内の細胞をみずみずしく潤し、ハリ感をもたらす成分として優れた働きを発揮します。

「ヒアルロン酸」を拡大したイラスト

~肌の老化メカニズム~

人間の肌は、真皮層及び皮下組織の両方で細胞の減少に伴う加齢性変化が生じますが、その主なメカニズムは以下のとおりです。

1.真皮線維芽細胞(真皮幹細胞)の減少と衰退

肌を構成する3大要素であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を産生し、肌の若さを維持する上で欠かせない存在である真皮線維芽細胞は、真皮内の幹細胞(真皮幹細胞)が分裂して分化することで作られています。

血管の周囲に存在する間葉系幹細胞の一種である真皮幹細胞が分裂することで、真皮線維芽細胞に分化する様子を表現したイラスト

しかし、生誕時には体内に約100億個存在していた幹細胞は加齢とともに激減し、50才前後になると50分の1しか残っていないと言われていますので、幹細胞の減少は線維芽細胞の減少にも直結します。このため、線維芽細胞は20代を過ぎた頃から急激に減少し、50才を過ぎる頃には約1/3まで減少してしまいます。

幹細胞と線維芽細胞の減少を表現した表

加えて、紫外線やストレス活性酸素などのさまざまな影響により線維芽細胞が死滅し、肌の機能が低下し衰退していきます。

Before(肌の機能が低下し衰退する前の肌を表現したイラスト) 右を指している矢印 After(肌の機能が低下し衰退した肌を表現したイラスト)

つまり、真皮幹細胞の減少により年々不足する線維芽細胞を補充できなくなる上、線維芽細胞自体の機能が低下するため、肌にとって本来必要なコラーゲンなどの産生が追いつかなくなる結果、真皮層が空洞化し、ハリや弾力、潤いが失われて肌が老化するわけです。

さらに、線維芽細胞の減少により、古くなったコラーゲン繊維の分解を担うコラゲナーゼの分泌も滞るため、老化した余分な架橋がどんどん蓄積され、コラーゲン繊維同士の結びつきが強まり過ぎて真皮が硬くなり、これが表皮の乾燥をもたらします。

Before(古い架橋の蓄積による乾燥する前の肌を表現したイラスト) 右を指している矢印 After(古い架橋の蓄積による乾燥した肌を表現したイラスト)

すなわち、肌の老化
= 真皮線維芽細胞の減少

であり、
元を正せば幹細胞の減少に
起因するわけです。

若々しい肌を保つには、真皮の中で活発に働ける
線維芽細胞の補充が
必要不可欠
です。

2.皮下組織内の脂肪細胞(脂肪幹細胞)の減少

真皮幹細胞と同様に、加齢により、皮下組織内の脂肪幹細胞の減少や機能低下により、脂肪細胞への分化能が劣化し、皮下脂肪が減少します。

また、コラーゲンネットと呼ばれる脂肪細胞を支えているネット状のコラーゲンが加齢に伴い脆弱になることで、脂肪細胞を支える力が弱まり、たるみの原因となります。

さらに、加齢とともに、顔の骨や骨密度が減少し、小さくなります。これにより、筋肉や皮下脂肪、真皮、表皮を支えられなくなり、たるみやシワが発生します。

これらの複合的な要因によって、いわば肌の深部の土台そのものが崩れるわけですから、その影響は上部組織である真皮層や表皮に及ぶことは必至です。

真皮+皮下組織の崩れた様子を表現したイラスト

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