問診(カウンセリング)・術前採血
医師が、患者様の症状、目的、ご希望等をお伺いし、幹細胞再生治療の特徴、期待される効果、
リスクなどを説明致します。
患者様の症状に最適な治療計画(投与数、投与方法、回数など)を策定します。
術前に、血液検査、腫瘍マーカー、アレルギー検査を受けて頂きます。
他院での検査データをお持ちの方はご持参ください。
脂肪採取
へその中の皮膚を約5ミリ程度切開し、約5mg(米粒1~2個)の脂肪と培養に必要な血液を
採取します。
術後の痛みは殆どなく、傷も目立ちません。
当日の入浴及び過度な運動は控えてください。
培養
脂肪組織採取後、厳格な温度コントロール下において、契約している提携培養施設に即時輸送します。
施設に到着後、ただちに無菌の細胞培養加工室にて専任の培養士が約3~4週間かけて脂肪由来幹細胞を
培養し、治療に必要な細胞数まで増殖させます。
提携施設と緊密な連携をとり、培養状況について逐次報告を受けます。
治療に必要な幹細胞数への培養に要する期間については個人差があります。
培養過程で異常が認められた場合には、脂肪再採取または培養を中止することがあります。
ご連絡
培養開始から約2週間後に、最終的な培養完了時期が確定します。
この時点で、患者様と治療(投与)日をご相談させて頂き、決定します。
治療効果を高め、リスクを減らすため、一度決定した投与日は原則として変更できません。
投与(治療)
局所注射または点滴にて、幹細胞投与を実施します。
次回投与が予定されている場合には、次回培養に必要な血液を採取します。
局所注射の場合、術後、多少腫れたり、内出血を起こすことがあります。
術後のモニタリング
治療の1週間後に来院して頂き、症状を確認します。
以後、1ヵ月後、3ヵ月後にご来院頂き経過観察を行います。
次回投与の準備
複数回に分けて投与される場合には、初回採取時に初代培養の上で施設にて
冷凍保存しておいた幹細胞の拡大培養を開始します。