当院では、再生医療等安全性確保法にもとづき、患者様ご自身の幹細胞を使用した、
疾患や加齢を改善する安全性の高い再生医療(幹細胞治療)を提供しています。
怪我をしても徐々に傷が治癒し、皮膚が再生するように、本来、人間の細胞には、病気や怪我により失われた機能を修復させる能力、すなわち「再生する力」が備わっています。
幹細胞治療とは、全身の組織の炎症抑制や修復、免疫調整に重要な役割を果たす「幹細胞」の優れた特性を活かし、身体が本来持つ回復力や調整機能を引き出すことを目的とした再生医療です。
すなわち、加齢やストレス、慢性的な炎症などにより低下した組織の機能に対し、薬剤や外科的手術などに頼らず、細胞レベルでのアプローチを行うものです。
当院は、患者様ご自身の細胞がもたらす「再生の力」を最大限に引き出すため、組織採取から培養〜投与までをすべて院内で一括管理。
細胞の「質」と「量」の両面でベストを追求しています。
また、再生医療総合クリニックとして、全身の多岐にわたる疾患やお悩みに対し、他院に類を見ないユニークな治療メニューをご用意し、患者様にご納得頂けるリーズナブルな価格でご提供しています。
当院の看板メニューである乳歯歯髄由来幹細胞培養上清液(エクソソーム)との併用により、投与されたご自身の幹細胞の活性度を高め、働きを極大化する効果が期待できます。
院内CPC併設の強みを活かし、個々の患者様の細胞の性質や増殖スピードを踏まえたきめ細かなハンズオンの培養を行っています。
高度な培養技術とノウハウにもとづき、活性度の高い第2継代(P2)のフレッシュな非凍結細胞を回収し治療に使用します。
「生細胞率」、すなわち「細胞の生存率」は平均98%前後を維持しており、回収時点の細胞のサイズや表面マーカー試験などを通じた健全性の検証も入念に行っています。
当院は、1回あたりの投与細胞数「2億個」(※点滴治療の場合)を保証しています。
他院の場合には、「約1億個」などと不透明で、実際には6000~7000万しか投与されないケースが多々ありますが、これはクリニック側の都合によるものです。
当院は、全ての患者様に対し、お申込み頂いた数量を上回る細胞数の提供をお約束しています。
当院では、再度の脂肪採取を行うことなく、必要な時にいつでも治療に使用できるように、培養初期段階の最も若く貴重な第0継代(P0)の幹細胞を、治療10~20回分ストックしています(リピーター様の場合には年間保管料は無料)。
投与されたご自身の幹細胞を活性化させ、疾患部位に対するパラクライン機能を強化する目的で、炎症抑制や組織再生に有用な成長因子やサイトカインを豊富に含む当院オリジナルの乳歯歯髄由来幹細胞培養上清治療を併用します。
当院の幹細胞治療1億個あたりの治療費用は、患者様にご納得頂ける低価格水準を実現しており、さらに培養上清エクソソームを最低20㎖以上付与させて頂きます。
当院では、患者様の疾患やご要望に応じて、異なる2件以上の治療計画を組み合わせて適用することで、追加料金なしで、静脈注射(点滴)と局所投与を同時に施行できる、当院オリジナル「Value Plan」を推奨しております。この結果、本来は異なる2件以上の治療を、1件分の費用で受けて頂くことが可能です
<例>
2億個のお申込み→2億5,000万個のご提供
静脈注射(点滴)
1億5,000万個
局所注射①(頭皮)
5,000万個
局所注射②(陰茎海綿体)
5,000万個
当院が提供している幹細胞治療や培養上清液(エクソソーム)治療の本質やメカニズムについて、院内で独自制作している多数の動画を通じて詳しく解説しています。
また、不透明な部分が多い再生医療の「闇」や「ブラックボックス」を可視化することで、再生医療についての正しい知識の普及に努めています。
人間の体は約37兆個の細胞で構成されていますが、その原点は、たった一つの受精卵です。
受精卵は、胚性幹細胞から内胚葉系・中胚葉系・外肺葉系の幹細胞を経て分裂を繰り返し、最終的に、皮膚、血液、心臓、脳、骨など胎児のあらゆる組織や臓器に変化していきます。
このように、細胞が分裂し、多様な組織や臓器の細胞に変化することを「分化」と言います。
受精卵が分化を繰り返した結果として私たちの体内に存在する細胞は、「体細胞」と「幹細胞」に大別されます。
このうち、「体細胞」とは、血液や臓器、脂肪、筋肉など体内のあらゆる組織を構成する個々の細胞で、日々の約2000億個もの入れ替わりと併せ、怪我や病気、老化などによっても損なわれていきます。
これらの細胞は、皮膚なら皮膚、血液なら血液、と特定の細胞にしか分化できず、一定の寿命があるため、いずれ死滅します。
これに対し、「幹細胞」とは、様々な体細胞に分化することができる、未分化の細胞のことで、絶えず入れ替わり続ける皮膚や血液のように寿命が短い細胞を活性化させ、病気や事故などによりダメージを受けた際に失われた細胞を補充する能力を有しています。
このように、皮膚なら皮膚、血液なら血液と予め決められた細胞にしか分裂できない体細胞と異なり、決まった役割を持たず、損傷した細胞の修復を通じて組織再生を担う希少な細胞が「幹細胞」なのです。
つまり、幹細胞とは、一言で表現すると「細胞を作る細胞」ということになります。
生体内で重要な役割を果たす幹細胞には、他の細胞には見られない2つの特殊な能力があります。
多分化能
皮膚・骨・血管・神経・心臓・毛包…など、
身体を構成する様々な細胞に分化する能力
自己複製能
自分と全く同じ能力を
持った細胞を複製する能力
このように希少な幹細胞には、「多能性幹細胞」と「組織幹細胞」の2種類があります。
身体のあらゆる細胞を作り出すことができる万能の細胞で、これに該当するのは、受精卵から形成される胚性幹細胞だけです。iPS細胞やES細胞は、この多能性幹細胞を人工的に作製したものです。
「ES細胞」とは「Embryonic Stem Cell」の略で、日本語では「胚性幹細胞」と言います。
「胚」とは、受精卵の分裂開始から約5日目に形成される100個程度の細胞の塊のことで、この胚の内側にある細胞を取り出して人工的に培養したものがES細胞(胚性幹細胞)です。
ES細胞は、ほぼ無限に分裂を繰り返すことができ、体内のあらゆる組織の細胞に分化誘導可能な多能性幹細胞であるため、再生医療のソースとして商業面で有望視されています。
ただし、同種ドナー(他人)の細胞であるため免疫拒絶の対象となること、受精卵から形成される生命の源である「胚」を破壊して使用することに倫理面の問題が残ります。
患者自身の皮膚などの組織から採取した細胞に、リプログラミング因子と呼ばれる特定の因子群を導入したものをiPS細胞(Induced Pluripotent Stem Cell)と呼び、世界で初めて作製に成功した山中教授により命名されました。
このiPS細胞は、ES細胞と同様にあらゆる組織の細胞に分化可能な人工多能性幹細胞で、ES細胞のように倫理的な問題がないため大きな期待を集めています。
いっぽうで、大量培養が困難であること、個体差に依存するため品質の再現性が乏しいこと、腫瘍化のリスクが解明されていない等の事情で、現段階では世界的な臨床普及に至っていません。
特定の組織や臓器内で、失われた細胞の代わりを造り続ける細胞で、外胚葉系・中胚葉系・内胚葉系のいずれかの幹細胞から分化したものです。
この組織幹細胞は何にでも分化できるのではなく、血液を造る造血幹細胞は、赤血球、白血球、血小板など血液系の細胞にのみ分化するように、それぞれの系統に限定した分化能を有しています。
当院をはじめ日本のクリニックが提供している幹細胞治療には、「組織幹細胞」の一種である「間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cell/略称MSC)」を使用します。
この間葉系幹細胞は、組織幹細胞でありながら、脂肪・骨・軟骨・血管壁などの一部の組織細胞に分化できる限定的な多分化能を有する希少な細胞です。
ただし、iPS細胞やES細胞と異なり、ある程度分化が進んだ細胞ですから、分化先には制限があります。ルーツが異なる「内胚葉系」や「外胚葉系」の組織の細胞に分化することはできませんから、内胚葉系の臓器である膵臓や、外胚葉系の組織である脳の細胞に分化することは不可能です。
なお、間葉系幹細胞は、もともと体内に存在する細胞であるため、iPS細胞における癌化のリスクやES細胞における倫理面の懸念もありません。
そのため、既に国内外を問わず様々な臨床実績が蓄積されており、高い安全性が確認されています。
間葉系幹細胞は、体内の骨髄、脂肪、臍帯、歯髄などの各組織内に少量存在しています。
歴史的には、1960~70年代のFriedensteinらによる骨髄ストローマ細胞/CFU-F(colony-forming unit-fibroblast)の研究が出発点で、最初に骨髄内で見いだされ、その後、脂肪・臍帯・歯髄など多様な組織にも存在することが明らかになりました。
これらの由来の異なる間葉系幹細胞は、いずれも「自己複製能」や「多分化能」を備え、組織修復の鍵を握る分泌機能を有している点が共通です。
それぞれの臨床上の位置づけとしては、骨髄由来は最も研究の歴史が長く、脂肪由来は採取しやすく収量に優れ、臍帯由来は増殖性とドナー由来の細胞製剤への利用のしやすさ、歯髄由来は歯科・顎顔面領域との親和性が注目されています。
このように、間葉系幹細胞は“どれが絶対に優れているか”ではなく、目的疾患や治療設計に応じて適切な由来を選ぶことが重要です。
当院の幹細胞治療においては、組織量が豊富で、骨髄と比べて採取が容易な脂肪由来の間葉系幹細胞(以下では略して「幹細胞」と記載します。)を使用しています。
幹細胞は生誕時には、体内に約100億個存在していると言われています。
平時は脂肪や骨髄などの組織内で、いわば”休眠状態”でプールされており、数百種類の成長因子やサイトカインなどの生理活性物質を適量分泌して、主に免疫調整を通じた組織内の環境整備を行っています。
ところが、 組織内に炎症や損傷が発生すると、IL-6、TNF-αなどの炎症性サイトカインの刺激を受けて活性化し、活発に分裂を開始します。
また、活性化した幹細胞は、炎症抑制や組織修復に有用なHGF、VEGF、TGF-βなどの成長因子を活発に分泌し、これらが組織を再生します。
このような幹細胞が分泌する成長因子やサイトカインによる組織修復、再生作用のことを「パラクライン効果」と呼び、これが間葉系幹細胞の最も重要な機能です。
いっぽう、幹細胞は、遠隔の組織の炎症や損傷に対しても、サイトカインを介してシグナルを受信すると活発に成長因子を放出し、これらの成長因子が血液を通じて炎症部位に到達し、組織修復を行います。
このような幹細胞が分泌する成長因子やサイトカインが血流を介して遠隔組織の修復や再生を行う作用を「エンドクライン効果」と呼びます。
従って、炎症や損傷のシグナルに対する感受性が高く、組織修復や再生に必要な成長因子を豊富に分泌できるのが活性度の高い健全な幹細胞です。
そして炎症が収まり組織修復が完了すると、幹細胞はもとの休眠状態に戻り、成長因子の分泌も少なくなります。
体内に存在する幹細胞は、主に以下の作用を通じて組織の維持や修復、再生を行っています。
これらの作用は、主に幹細胞の分泌機能(パラクライン効果やエンドクライン効果)によるものです。
幹細胞が分泌するHGF(肝細胞増殖因子)やTGF-β(トランスフォーミング成長因子)は、強い創傷治癒効果があり、細胞の生存環境を整備し、アポトーシスの抑制を通じた組織再生を行います。
幹細胞が分泌するVEGF(血管内皮細胞増殖因子)には強力な血管新生作用があり、糖尿病や動脈硬化などの慢性炎症により狭窄した血管の周囲に側副血管を新生し、新たな血流を確保することで周辺組織の維持を図ります。
幹細胞の最も特徴的な機能は、自己免疫のコントロールで、これには2つのアプローチがあります。
① 分泌物によるパラクライン効果
幹細胞が分泌するTGF-β、HGFをはじめとする成長因子やIL-10などのサイトカインは、T細胞を抑制し、マクロファージやNK細胞の活性度の調整を通じて免疫をコントロールしています。
これらの幹細胞分泌物によるパラクライン作用が免疫調整の主役です。
② 細胞接触による免疫制御
幹細胞自体が近接する細胞に接着し、T細胞抑制や免疫細胞の制御を直接行っています。こちらは、パラクライン効果の補助的な作用です。
いっぽう、幹細胞に本来備わっている「多分化能」については、実験レベルの分化誘導では成立するものの、生体内でのエビデンスが乏しく、幹細胞の主作用ではないという見解が主流になっています。
つまり、幹細胞の他の体細胞への分化は、組織内の強い分化誘導シグナル(軟骨におけるTGF-β、脂肪組織内のPPARγなど)の発現や、細胞間接着・機械的ストレスなどで物理的に組織内に取り込まれるケースなどに限定されており、幹細胞の主な役割は分泌機能と免疫調整であることが明らかになっています。
そのため、「Mesenchymal Stem Cell」(間葉系幹細胞)ではなく、「Medicinal Signaling Cell」(治療用シグナル伝達細胞)と呼称すべきという潮流が、学会や論文の表記レベルで国際的なコンセンサスとなっています。
MSCは当初は「分化して組織修復する」と考えられていた。
しかし実際には移植細胞の生着や分化は極めて少ない。
現在ではMSCの効果は分化ではなく、エクソソームやサイトカインによるパラクライン(trophic effect)が主体であり、生着を伴わないことが多い。
MSCに関する分化報告の大半は生体外での誘導実験や非生理的条件下で得られたもので、実際の生体内では異系統(神経・肝など)への分化を示す証拠は乏しい。
すなわち、「分化能力はあるが、生体内での実質的寄与は不明」。
MSCはエクソソームや成長因子などの分泌物を介して組織環境を制御する。
分化能はあるものの、実際の治療効果は主に分泌シグナルに依存し、代謝・炎症応答・微小環境の調整に寄与する。
ゆえにMSCの本質は多分化能を備えた幹細胞ではなく、「分泌型調整細胞」である。
このように、体内の幹細胞は休眠と、活性化による分裂や限定的な分化を繰り返していますが、標準的な幹細胞の分裂可能回数は、20回~40回程度とされています。
幹細胞は分裂を重ねるにつれて、細胞内の染色体が損傷され、DNAを保護している両端のテロメアが短縮し、徐々に老化細胞に変質していきます。
老化した幹細胞は、パラクライン分泌機能が顕著に低下し、それ以上分裂できなくなると機能が完全に停止し、一部はアポトーシス(細胞死)を迎えて消滅します。
また、幹細胞は、分裂回数以外に、炎症など生存環境の影響も受けます。
例えば、糖尿病などで慢性的な炎症に晒されている幹細胞は、たとえ分裂回数が少なくてもダメージを受けることで健常者の幹細胞より早期に老化しやすい傾向があります。
この結果、身体の各組織内には、未分裂の若い幹細胞と、分裂の蓄積や慢性炎症により機能が低下した老化細胞が共存しており、加齢と共に老化細胞の割合が増えていきます。
特殊な能力を備えた希少な幹細胞ですが、残念ながら、生誕時には約100億個も存在しているものの、年齢を重ねる毎に激減し、80代になると平均1億個未満となってしまいます。
そのため、損傷を受けた組織の修復に必要な成長因子を十分に分泌できなくなり、結果として、炎症の悪化や老化が加速することで、最終的に死に至ることになります。
すなわち、老化(死)とは幹細胞の減少・消滅に他なりません。
このように、減りゆく一方の貴重なご自身の幹細胞を、1回あたり2億個まで増殖させて体内に戻すことで補充するのが、当院が提供する「幹細胞治療」なのです。
以上のように、私たちの体内で炎症抑制や組織修復、免疫調整をはじめとする多様な役割を担う間葉系幹細胞を活用した再生医療とはどのようなものなのでしょうか?
以下にその作用と効果について詳しく解説します。
まず、当院をはじめ日本のクリニックで提供される幹細胞治療は、静脈注射(点滴)と各部位に対する局所注射の2パターンがあります。
静脈内に投与された幹細胞の約80%は、まず肺に集結し、肺の毛細血管にトラップ(捕獲)されます。この理由は、肺の毛細血管の内径が5~8マイクロメートルと大変小さいのに対し、幹細胞は平均15~20マイクロメートルと大きいため、肺の静脈を潜り抜けることが困難なためです。いっぽう、肺にトラップされなかった残りの幹細胞は、主に肝臓、脾臓、骨髄などに移動し、生着することもあります。
そのため、血流に乗ってターゲットとなる損傷組織に到達(ホーミング)する細胞は、数%未満(多くは1%以下)であるというエビデンスが多数あります。
従って、静脈注射(点滴)による特定の組織内への生着や分化などの直接的なアプローチは極めて低効率で現実的ではありません。
〜
幹細胞治療を提供している日本のクリニックの大半は、ホームページ上で、以下のような説明を繰り返しています。
*以下は複数のクリニックの実際の説明文をそのまま転載したものです。
結論から言うと、これらは極端な誇張、あるいは誤りです。
まず、静脈内に投与された幹細胞の大半は、肺に捕獲されることが分かっており、血液循環によって体内を移動する割合は数%以下とされています。
次に、仮に数%がターゲットとなる部位を通過したとしても、幹細胞自体が組織内に“侵入”し生着することは例外中の例外です。
その理由は、“ホーミング”が完結するには、「急性損傷など強い炎症」「血管内皮の透過性亢進」「接着分子発現」など極めて限定的な条件が揃う必要があるためです。実際に、接着や受容体を人工的に操作すると、 初めてホーミング率が増加するという報告があります。
つまり、血流に乗ってターゲット部位に到達した幹細胞の現実は、ほとんど血管外に出ることはなく、ホーミング機能を果たしていないことが判明しています。
MSCは静脈注射(全身投与)による臨床応用が期待されるが、実際は投与後に標的組織へ到達して長く留まる細胞はごく少数で、ホーミング効率は低い。原因はホーミング関連分子の低発現や培養・増殖過程での発現喪失、加えてMSCの異質性や培養プロトコルの違いに起因する。結果的に、治療効果は恒久的な組織置換ではなく分泌因子などのパラクライン作用に依存する可能性が高い。
MSCは静脈投与後、標的組織における生着率が低く生存も乏しい(poor survival & localization)。それでも臨床的・実験的に治療効果が認められることが多いことは、MSCの主作用は、ホーミングではなく、分泌因子やエクソソームなどのパラクラインであると考えられる
MSCの治療効果は主にエクソソームやサイトカインなど分泌因子による遠隔的なパラクライン作用で説明されることが多い。
一方、組織への定着や長期生着は限定的であり、投与後に標的組織へホーミングして恒久的に置換修復することは主要な作用機序とは考えにくい。
従って「ホーミングして修復する」という概念は過度な期待であり、分泌因子の効果や生着率改善の工夫が治療戦略の焦点となる。
通常MSCは脳など標的組織への移行率が非常に低い。
接着性や受容体を人工的に操作することで初めてホーミングが増加する。
肺に集結した幹細胞は、近傍だけでなく、遠隔の組織の炎症や損傷のシグナルを受信すると活性化し、活発に成長因子やサイトカインを放出します。これらの生理活性物質は、血液を介して遠隔の組織に到達し、炎症抑制や血管新生を通じた組織再生を行う「エンドクライン効果」を発揮します。
つまり、幹細胞の点滴治療によって、糖尿病や肝炎などの全身的な慢性疾患や脊髄損傷などの遠隔組織の損傷が改善するのは、幹細胞の分泌物によるエンドクライン効果によるものとされています。
いっぽう、僅少ながら肺の静脈を潜り抜けて血液循環に乗った幹細胞は、炎症部位を通過する際に、血液に滲み出た炎症性サイトカインの刺激を感受して活性化します。その結果、HGFやTGF-β、IL-10などの成長因子やサイトカインを放出し、パラクライン効果による炎症組織の修復を行います。
血管内には幹細胞が生着するための“足場”がないため、静脈内に投与され肺に集結した大量の幹細胞の大半は、数日から数週間程度で消滅します。
従って、それまでの間の、いわば“短期集中的”なパラクライン及びエンドクライン効果”が、幹細胞の点滴治療の本質です。
間葉系幹細胞は、「現場に行って働く」のではなく、「炎症情報を受けて遠隔で働く」のが実態に即したイメージです。従って、治療効果は、「ホーミング」や「長期生着」「分化」によるものではなく、あくまで組織への生着を伴わないパラクライン効果が主役ということが、近年の定説となっています。
そのため、治療効果を左右するのは、ひとえに投与された幹細胞の「分泌物の質と量」に尽きます。
いっぽう、幹細胞を膝関節、肌、頭皮などの局部に直接注入する治療においては、血液を介さずにダイレクトに組織にアプローチするため、ロスが少なく効率的です。
従って、静脈注射と比べると、より長期間(数週間~数ヶ月程度)定着する可能性が高まりますが、真の「長期生着」は例外的です。
投与された幹細胞の長期生着には、「足場があること」「十分な栄養供給」「血流や炎症が強すぎない」「機械的ストレスが少ない」などの生存環境面の諸条件が必要です。
従って、局所注射治療の効果の本質も、やはり幹細胞の分泌物による組織内のパラクライン効果ということになります。
| 部位 | 長期生着 | 諸条件 |
|---|---|---|
| 膝関節 | 〇 | 良好な生存環境(低酸素、栄養、閉塞空間)だが滑液で流れやすく、炎症環境などマイナス面あり |
| 皮下(肌) | ◎ | 最も良好な生存環境(足場、低酸素、栄養豊富) |
| 頭皮 | 〇 | 血流が豊富なため皮下よりやや生着率が低い |
| 陰茎海綿体 | △ | 血流が強く勃起時の圧変動あり |
当院の再生医療で用いる脂肪由来間葉系幹細胞は、多様な生理活性物質(成長因子やサイトカイン、エクソソーム)の分泌を通じて、創傷治癒や血管新生、免疫調整、神経保護及び現存する幹細胞の増殖促進などの様々な効能を発揮します。
そのため、脳梗塞、脊髄損傷などの急性疾患、糖尿病や腎症、肝炎などの慢性疾患からアトピー性皮膚炎や膠原病などの自己免疫疾患、膝をはじめとする関節症、毛髪再生や肌の若返りなど美容領域まで様々な分野の治療やエイジングケアを目標とした予防療法に幅広く取り入れられています。
幹細胞を用いた再生医療は、厚生労働省認定の特定認定再生医療等委員会でその適合性が厳しく審査され、
適切と認められた後に厚生労働省に治療計画を提出し、計画番号を取得した場合のみ治療が可能となります。
青山レナセルクリニックは、正規のプロセスを経て厚生労働省に対し、
「第二種再生医療提供計画」を提出し、計画番号を取得しています。
第二種 計画番号 PB3200159
第二種 計画番号 PB3220170
第二種 計画番号 PB3240023
第二種 計画番号 PB3240320
第二種 計画番号 PB3220054
第二種 計画番号 PB3230065
第二種 計画番号 PB3220116
第二種 計画番号 PB3210029
第二種 計画番号 PB3200070
第二種 計画番号 PB3250206
第二種 計画番号 PB3250067
※右にスライドしてすべての提供計画をご確認いただけます
当院では、脂肪由来間葉系幹細胞を用いた幹細胞治療を提供しています。
患者様ご自身の腹部から採取した5mg程度の脂肪組織を、ただちに院内併設のCPC(細胞培養加工施設)に移送し、組織内の少量の幹細胞を分離して細胞数を1回あたり2億個まで増殖させた上で投与致します。
幹細胞治療は、薬剤の代わりとなる患者様自身の細胞の質と量が治療効果の鍵を握ります。細胞培養は、患者様の細胞を取り出して人工的な環境下で増殖させる作業ですから、まさに再生医療の要です。
当院は、院内にCPC(細胞培養加工施設)を併設しており、採取した組織をただちに移送し、幹細胞を分離して培養を開始します。培養は無菌状態で厳格な品質管理のもと、個々の患者様の幹細胞の増殖状態を見極めながら、細心の注意を払って2~3週間かけて行います。
当院では、患者様に提供する幹細胞の質を最重要視しており、以下の条件を満たす細胞のみ治療に使用しています。
当院は、患者様からお申込み頂いた細胞数を保証するだけでなく、大幅に上回る細胞数をご提供しており、質と量の両面で治療効果を高めています。
当院における幹細胞治療においては、
「
静
脈
注
射
」及び「
局
所
投
与
」
のご提供が可能です。
症状が関節や皮膚の特定箇所などに限定される場合には、局部に直接注射をし、疾患や老化によって損傷した部位にダイレクトに細胞を到達させることが治療の近道です。
いっぽう、直接注射することが出来ない部位(脳や膵臓など)及び全身的疾患(アトピー性皮膚炎など)については、静脈注射による血管内への幹細胞の投与が有効です。
静脈内に投与された幹細胞の大半は肺に集結し、遠隔の組織の炎症や損傷のシグナルを受けて活性化します。活性化した幹細胞は大量の成長因子やサイトカインを分泌し、これらが血流を介して疾患部位に到達し、炎症抑制や組織修復を行います(エンドクライン効果)。
また、肺に捕獲されなかった一部の幹細胞は、血液循環によって疾患部位を通過する際に、炎症組織のシグナルを受けて組織再生に必要な成長因子を分泌し、組織を再生します。
このように、点滴治療により、全身的な疾患や局所注射では到達できない部位に、幹細胞の効能を作用させることが可能となります。
二型糖尿病、動脈硬化症、慢性疼痛、アトピー性皮膚炎、フレイル
主症状が、全身的な疾患や脳・内臓などではなく、関節や皮膚、頭皮などの特定箇所に限定される場合には、局部に直接注射し、疾患や老化によって損傷した部位にダイレクトに細胞を到達させることが治療の近道です。
当院では、経験豊富な専門医の手技により、関節や顔、頭皮、陰茎海綿体に対し、幹細胞の効果的な局所注入治療を提供しています。
ED(勃起不全)、変形性関節症、しわ・たるみなど皮膚の加齢性変化
培養
・投与後1か月、3か月、6カ月後に経過観察を行います
※当日の入浴及び過度な運動は控えてください。(翌朝からシャワーが可能です)
脂肪採取部位の内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕など
当院においては過去に疾病報告は1例もありませんが、下記のようなリスクが考えられます。
アナフィラキシー反応、ショック、肺塞栓、呼吸困難、血圧低下、血圧上昇、頭痛、冷汗、嘔気、嘔吐、倦怠感、熱感など
腫れ、皮下出血(主に顔)、感染症、熱感など
当院の幹細胞治療の料金は、投与細胞数及び回数、培養上清液の分量等に応じてオーダーメイドで策定させて頂きますが、標準的な2億個コースの費用は以下となります。
*こちらは、点滴と局所注射治療を同時に施行する「Value Plan」も同一です。
幹細胞治療(2億個コース)
一式 1,950,000円
(税込2,145,000円)
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