お子様やお孫様とご一緒にご来院頂き、当院の提携歯科医院にて口腔内を検査し、どの歯から優良な幹細胞が培養可能か判断致します。最も理想的なのは、脱落前の乳歯ですが、若年層(20歳以下)であれば、第3臼歯(親知らず)からも十分に培養可能なケースがありますので、まずは、ご相談下さい。
(※脱落後は、幹細胞の培養が困難となりますので、抜歯のタイミングにご留意下さい。)
幹細胞の培養効率の妨げとならないよう細心の注意を払って抜歯した後、歯の神経である「歯髄」を抽出し、速やかに提携している大手培養施設に搬送し、ただちに培養を開始します。
約10日~2週間後、歯髄から細胞が発現し、順調に増殖していることが確認された時点で、「初代培養」及び「ストック細胞保管」についてご契約いただきます。
(※培養不発に至った場合には、それまでに要した培養費用は請求しません。)
抜歯から約4週間後、幹細胞の「初代培養」(※歯髄組織から発現した幹細胞の初期段階の培養のこと。当院では、第一継代~第二継代の最も若い細胞を合計150~2000万セル程度まで培養の上、1本あたり100~150万セル × 約10本に分注します)が完了し、施設内の-196℃の液体窒素タンク内で保管します。保管された幹細胞は、長期間に亘って有効に機能しますので、将来のお子様またはお孫様ご自身に対する投与に備えることも可能です。
乳歯歯髄幹細胞培養及び保管
- 抽出された歯髄組織は、専用の容器に入れて、速やかに細胞培養施設に搬送
- 歯髄組織到着後、ただちに前処理を行い培養開始。順調であれば数日~1週間程度で細胞が発現し、その後、1~2回の「継代」を経て約2週間かけて、目標細胞数(100~150万セル × 約10本)まで培養。完了後、細胞の保管前検査(感染症等)に問題がなければ、液体窒素タンクにて保管します。
いっぽう、上記の「初代培養」分(約10本)のうちの1本については、凍結せずにそのまま「拡大培養」を行い、初回の幹細胞培養上清を作製します。
※1回に作製する培養上清の分量は、最低300ml以上とし、300ml、500ml、1000mlからお選び頂けます。
上記のプロセスを経て作製されたお子様またはお孫様の乳歯歯髄由来幹細胞培養上清は、1ml単位に小分けして培養施設の‐196℃の液体窒素タンク内で保管され、当面の治療に必要な分量のみ当院に移送した上で、専用の超低温冷凍施設(-80℃前後)にて保管します(約1年間は品質保持)。この間、ご家族のニーズに応じて、点滴または局所投与、ご自宅での点鼻などお好みの方法で、ご希望の分量をご希望の時期に、ご家族皆様の治療にお使い頂けます。
自家乳歯歯髄由来幹細胞培養上清作製
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「初代培養」分(約10本)のうち、1本を「拡大培養」してお子様又はお孫様の乳歯歯髄由来幹細胞培養上清を作製、1㎖単位に小分けして治療に備えます。
初回作製分の培養上清を使い切った時点で、5と同じプロセスを繰り返すことで、長期間に亘り、お子様またはお孫様の乳歯歯髄由来幹細胞培養上清を、ファミリー全員の治療や健康長寿の促進、美容維持のために大切に使用することが可能です。