【当院の糖尿病再生医療の実例紹介⑪】幹細胞治療と経口型GLP-1受容体作動薬の相乗効果でHbA1cが6.4%まで改善! | 東京でエクソソーム・再生医療・幹細胞治療なら青山レナセルクリニック
カテゴリ:臨床例, 糖尿病治療

【当院の糖尿病再生医療の実例紹介⑪】幹細胞治療と経口型GLP-1受容体作動薬の相乗効果でHbA1cが6.4%まで改善!

監修医

院長 麻沼卓弥 医師

幹細胞再生治療を通じ、国民病で万病の元である糖尿病の根治に取り組んでいる。
■職歴:
西暦2012年1月〜:東京女子医科大学病院初期研修医
西暦2015年4月〜:医療法人貞心会 西山堂慶和病院勤務
西暦2019年4月〜:海老名総合病院 糖尿病センター勤務
西暦2020年4月~:東京女子医科大学病院糖尿病・代謝内科 助教
西暦2022年1月〜現在:一般社団法人輝実会 青山レナセルクリニック院長

■所属学会等
日本内科学会
日本糖尿病学会
日本再生医療学会
糖尿病眼学会
日本内科学会認定内科医(認定番号107827)
日本糖尿病学会専門医(認定番号7237)

幹細胞治療×GLP-1薬で糖尿病を克服!
膝関節症にはエクソソーム治療を選択

患者様情報

  • 名前:T.M様
  • 年齢:70代前半
  • 身長:170cm
  • 体重:92.1kg

 

来院の経緯/背景

T.M様は、2016年に2型糖尿病と診断されて以降、サキサグリプチン(DPP-4阻害薬)で加療されていましたが、思うように治療効果が上がらず、HbA1cは8%台で推移していました。

体重92kg前後、BMI31.8%と重度肥満症です。

持病の膝関節症にも悩んでいたことから、糖尿病から変形性関節症まで全身トータルな再生医療を提供している当院に興味を持ち受診されました。

ご本人は、点滴と膝への局所注射の両方に対し幹細胞治療を希望されていましたが、当院の培養上清エクソソームは膝関節症患者様に対し多大な治療効果を体感して頂いているため、お申込み頂いた幹細胞2億個については、糖尿病治療のための点滴に全量使用することにしました。

 

糖尿病再生医療の治療開始後からの経過

2025年2月4日の初診から約2週間後の2月17日時点の当院における検査ではHbA1cは8.0%でした。

この日に腹部から脂肪採取を行い、幹細胞を分離して培養開始し、3月28日と5月10日に、それぞれ幹細胞1億個と培養上清エクソソーム15㎖を点滴により投与しました。

また、同時に培養上清液の膝関節への局所注射も施行しました。

いっぽう、薬剤指導の一環として、高度肥満症の改善が必要であるため、経口型のGLP-1受容体作動薬「リベルサス」を勧め、5月ごろより服用を開始しました。

このGLP-1受容体作動薬とは、血糖が高い時に分泌されインスリン分泌を促進させるGLP-1というホルモンを模倣した薬剤で、血糖を下げるだけでなく、食欲を抑えて体重を減らす効果があります。最近、社会現象ともなっている「マンジャロ」をはじめ自分で皮下注射するタイプが主流で、経口型は「リベルサス」しかありません。

当院では、例えば、瘦せている高齢者に対しては、減量効果が限定的な「トルリシティ」を選定するなど、患者様の年齢や体質、生活習慣に合わせて処方しています。

当院での治療開始後の体重の推移は2025年3月時点で91.4kg、5月90.5kg、6月には88kgと少しずつ減量し、治療終了後の7月12日時点のHbA1は、6.4%まで改善しました。

 

糖尿病再生医療の効果の考察

この患者様は、肥満症で、膝関節症も併発しているため、減量が必要と判断しました。

そのため、かかりつけの病院で処方されていなかったGLP-1受容体作動薬(リベルサス)を処方したところ、3~4か月間で約3キロの減量に成功したことは重要なポイントです。

このように、当院の糖尿病再生医療は、単に幹細胞治療を提供するだけでなく、薬剤の見直しや懇切丁寧な生活指導を行うことが他院にない大きな特長です。

いっぽう、減量率約3.7%に対し、HbA1cは1.6%も低下しています。

一般的に、5~10%の減量によりHbA1cが0.5~1.0%低下するとされていますので、GLP-1受容体作動薬「リベルサス」による体重減少を遥かに上回る再生医療の効果があったと評価できます。

治療開始からわずか4か月間で、HbA1cが8%台からほぼ正常値の6.4%まで大幅に改善した肥満症糖尿病患者様に対する当院の再生医療の成功事例と言えます。

 

「重度肥満症患者に対する糖尿病再生医療」

関連動画

「重度肥満症 糖尿病患者に対する再生医療」

 

幹細胞治療と培養上清エクソソームを併用
~当院の糖尿病再生医療~

当院では、薬剤をはじめとする対処療法に頼らず再生医療の力で糖尿病の根治を目指すことを目標に掲げ、他院に先駆けて本格的に糖尿病再生医療に取り組んでいます。

幹細胞治療と当院オリジナルの乳歯歯髄由来幹細胞培養上清エクソソームとの併用で糖尿病治療において最高の治療パフォーマンスを追求しています。当院では、日本人の生え変わりの乳歯から歯髄幹細胞を培養し、ヒト・異種動物由来成分を一切含まない最先端の完全無血清培地(AOF培地)のみを使用したオリジナルの培養上清エクソソームを製造し患者様に提供しています。

数百種種類の良質なサイトカインやエクソソームを豊富に含む当院オリジナル「ARC培養上清エクソソーム」の幹細胞治療との併用により、体内に投与されたご自身の幹細胞を最大限に活性化し分化能を高める効果が期待できます。

また、多くの糖尿病患者様に向き合う中で、ほぼ全員が、末梢血管障害によりEDを併発している事実に直面したため、日本で初めて陰茎海綿体への幹細胞の局所注射治療の提供に踏み切りました。

糖尿病とEDの根治を同時に目指すこの治療は、多くの悩める男性患者様から支持され、着実に成果を挙げています。

なお、当院の糖尿病再生医療は、他院と異なり年齢の上限はありませんので、多数の80代以上の高齢患者様も安全に治療を受けられています。高齢の患者様もご安心下さい。

 

【参考記事】
多様な糖尿病患者様の当院における再生医療の実例

 

当院の糖尿病再生医療・再生医療の詳細内容については以下のページをご覧ください。

当院の糖尿病再生医療

 

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