
2014年に発病し、本国ではインスリン注射とメトホルミンで加療されていたものの治療効果が芳しくなく、HbA1cが10%を超える重度糖尿病患者です。
1日20本、30年以上の喫煙歴の影響で、baPWVが右:2176/左:2352、と動脈硬化がかなり深刻です。
そのため、在日の知人に依頼して糖尿病再生医療に定評がある日本のクリニックを探索したところ、当院を知り、家族や友人合計5名で治療をお申込みされました。
2026年2月20日に腹部から脂肪組織を採取し、ただちに院内併設のCPCで培養を開始。
2026年3月10日に血液浄化(アフェレシス)治療、翌3月11日に、幹細胞2億個と当院オリジナルの培養上清エクソソーム10mlを投与しました。


初診時2026年2月20日の検査ではHbA1cは10.4%と高値でしたが、幹細胞治療後の5月15日の検診では、正常値である6.1%まで大幅に改善していました。
また、動脈硬化指標であるbaPWVも、初診時の右:2176/左:2352から右:1981/左:2130と顕著に改善した点も注目されます。
この患者様のケースは、長期にわたる高血糖と動脈硬化により、慢性的な炎症状態と代謝異常が続いていたところ、幹細胞及び培養上清エクソソームの投与により、全身の炎症の抑制、血管内皮機能改善を通じた血糖の大幅な低下が実現したと考えられます。
また、幹細胞投与に先立って施行した血液浄化(アフェレシス)治療による微小循環改善との相乗効果も評価できます。