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カテゴリ:臨床例, 糖尿病治療

【当院の糖尿病再生医療の実例紹介⑨】HbA1cの改善のほか、毛量が増える、睡眠の質の向上を実感!

監修医

院長 麻沼卓弥 医師

日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会専門医。
2012年より東京女子医科大学病院糖尿病・代謝内科助教など歴任。
2022年1月、青山レナセルクリニック院長に就任。
幹細胞再生治療を通じ、国民病で万病の元である糖尿病の根治に取り組んでいる。

今回は、軽度糖尿病患者が再生医療によって回復の傾向を見せた臨床例を紹介します。

患者様情報

名前:I.M様
性別:男性
年齢:40代
身長:178cm
体重:81kg
BMI:約25.5kg/㎡
飲酒:無
喫煙:無
家族歴:不明

麻沼院長に自身の病状や悩みを相談するI.M様

来院の経緯/背景

I.M様がご来院されたのは2023年2月中旬ごろ。

最初の糖尿病の発見は35歳で、若年発症の2型糖尿病患者様です。

ご本人としては少しでも健康で長生きしたいと思い、再生医療による治療を検討するためにインターネットなどで検索し探していたところ、当院を見つけていただきました。

その後に電話で理事長の土屋とお話しいただき、モニターの受診を決めていただきました。

治療開始後からの経過

2023年2月9日に他院で実施した採血では、HbA1cが7.9%でした。

同年3月14日に当院初診となり、採血、腹部臍側部からの脂肪採取を行いました。初診時はBG、DPP4阻害薬、SU薬、SGLT2阻害薬を服用しており、降圧薬、心疾患の既往はありませんでした。

同日の問診で、運動習慣は週1~2回(レジスタンス運動及び、ウォーキング)、食事はジュースや果物、野菜ジュースなどの過剰摂取はないものの、食事時間は平日、土日で不規則となっていることが判明。また、初診時には体重が81kg、BMIが25.0kg/㎡を超えていたため、月1〜2kgの減量と週150分以上の運動を指導しました。

2回目の診察では、幹細胞2億セル、培養上清20mlの注射を実施。その後、I.M様から、投与後1週間程度は皮疹があったものの自然消失したとの報告を受けました。その他には、毛量の増加を感じられていました。

3回目の診察では、幹細胞1億セル、培養上清18mlを注射、さらにED治療目的に海綿体に2ml局所投与を実施。4回目の診察では、幹細胞1億セル、歯髄由来培養上清20mlの注射を実施しました。

その後、同年6月23日〜7月26日までリブレを装着し、各数値を測定。3月25日〜31日の装着データと比較すると、推定HbA1cが0.2%のマイナス、240mg/dl以上の高血糖が僅かですが減少し、70-180mg/dl以内の血糖値割合は36%から51%に改善しました。そして、同年7月14日の採血では、HbA1cが−0.7%、GAが−1.5%の改善効果を認められました。

合併症に関しては、随時尿ではありますが、尿中アルブミンの減少が認められました。なお、肥満歴がなく、糖尿病診断年齢が35歳頃であることを考えると、糖尿病の家族歴が濃厚であると考えられました。インスリン分泌能は保たれていましたが、インスリン抵抗性も認められ、幹細胞の抗炎症作用によるインスリン抵抗性改善が効果的であったと考えられました。

効果

治療後に、有害事象は認められませんでした。I.M様は、毛量が増えたことを実感されていました。

数値の変化

主な数値の変化

  • リブレ平均グルコース:183→174mg/dl
  • リブレ推定A1c:8.0→7.8%

その他の数値の変化

I.M様への今後のアドバイス

I.M様は家族歴が濃厚であり、家系、体質的にインスリン分泌機能が低い可能性やインスリンが効きにくいパターンの2型糖尿病の可能性があります。

採血の結果からは、比較的インスリン分泌は保たれていますが、インスリンの効きにくさ(抵抗性)が高い状況です。インスリン抵抗性は、内蔵脂肪による炎症や、運動不足(特に有酸素運動)が原因となりますので、改善のために内蔵脂肪(腹囲<85cm)の管理、そのために運動量の維持・継続をしていきましょう。

まとめ

今回は、糖尿病患者様の中でも比較的軽度の患者様の臨床例をご紹介しました。

軽度な糖尿病ということで治療方法が頭打ちになっており、日々の生活習慣の改善を心がけているものの数値改善がみられていない患者様でも、本記事でご紹介したような再生医療や生活習慣の改善による治療を複合的に取り入れることで改善されていく傾向もございます。

数値改善が見られることでより生活習慣を正す努力や、見直す良いきっかけになる患者様も多くいらっしゃいます。また人によって副次的な効果(毛量が増える、睡眠の質の向上など)を実感されることもございます。

今回ご紹介した患者様は皆様比較的若年で発症されており、このように治療方法が頭打ちになっていた状態のまま年齢を重ねると重症化してしまう可能性があったところでのターニングポイントとなった可能性のある臨床例となっております。

今回の例はあくまでも一例であり、治療効果には個人差があることを認識の上、糖尿病へのアプローチの一つとして、再生医療をご検討いただけますと幸いです。

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2023年10月26日現在
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