【当院の糖尿病再生医療の実例紹介⑨】幹細胞治療で血糖値はじめ全指標改善! | 東京でエクソソーム・再生医療・幹細胞治療なら青山レナセルクリニック
カテゴリ:臨床例, 糖尿病治療

【当院の糖尿病再生医療の実例紹介⑨】幹細胞治療で血糖値はじめ全指標改善!

監修医

院長 麻沼卓弥 医師

幹細胞再生治療を通じ、国民病で万病の元である糖尿病の根治に取り組んでいる。
■職歴:
西暦2012年1月〜:東京女子医科大学病院初期研修医
西暦2015年4月〜:医療法人貞心会 西山堂慶和病院勤務
西暦2019年4月〜:海老名総合病院 糖尿病センター勤務
西暦2020年4月~:東京女子医科大学病院糖尿病・代謝内科 助教
西暦2022年1月〜現在:一般社団法人輝実会 青山レナセルクリニック院長

■所属学会等
日本内科学会
日本糖尿病学会
日本再生医療学会
糖尿病眼学会
日本内科学会認定内科医(認定番号107827)
日本糖尿病学会専門医(認定番号7237)

<若年性糖尿病患者>エクソソーム治療の併用で毛量の増加、睡眠の質の向上を実感!

今回は、軽度糖尿病患者が再生医療によって回復の傾向を見せた臨床例を紹介します。

患者様情報

名前:I.M様
性別:男性
年齢:40代
身長:178cm
体重:81kg
BMI:約25.5kg/㎡
飲酒:無
喫煙:無
家族歴:不明

麻沼院長に自身の病状や悩みを相談するI.M様

来院の経緯/背景

I.M様がご来院されたのは2023年2月中旬ごろ。

最初の糖尿病の発見は35歳で、若年発症の2型糖尿病患者様です。

ご本人としては少しでも健康で長生きしたいと思い、再生医療による治療を検討するためにインターネットなどで検索し探していたところ、当院を見つけていただきました。

その後に電話で理事長の土屋とお話しいただき、モニターの受診を決めていただきました。

糖尿病再生医療の治療開始後からの経過

2023年2月9日に他院で実施した採血では、HbA1cが7.9%でした。

同年3月14日に当院初診となり、採血、腹部臍側部からの脂肪採取を行いました。初診時はBG、DPP4阻害薬、SU薬、SGLT2阻害薬を服用しており、降圧薬、心疾患の既往はありませんでした。

同日の問診で、運動習慣は週1~2回(レジスタンス運動及び、ウォーキング)、食事はジュースや果物、野菜ジュースなどの過剰摂取はないものの、食事時間は平日、土日で不規則となっていることが判明。また、初診時には体重が81kg、BMIが25.0kg/㎡を超えていたため、月1〜2kgの減量と週150分以上の運動を指導しました。

2回目の診察では、幹細胞2億セル、培養上清20mlの注射を実施。その後、I.M様から、投与後1週間程度は皮疹があったものの自然消失したとの報告を受けました。その他には、毛量の増加を感じられていました。

3回目の診察では、幹細胞1億セル、培養上清18mlを注射、さらにED治療目的に海綿体に2ml局所投与を実施。4回目の診察では、幹細胞1億セル、歯髄由来培養上清20mlの注射を実施しました。

その後、同年6月23日〜7月26日までリブレを装着し、各数値を測定。3月25日〜31日の装着データと比較すると、推定HbA1cが0.2%のマイナス、240mg/dl以上の高血糖が僅かですが減少し、70-180mg/dl以内の血糖値割合は36%から51%に改善しました。そして、同年7月14日の採血では、HbA1cが−0.7%、GAが−1.5%の改善効果を認められました。

合併症に関しては、随時尿ではありますが、尿中アルブミンの減少が認められました。なお、肥満歴がなく、糖尿病診断年齢が35歳頃であることを考えると、糖尿病の家族歴が濃厚であると考えられました。インスリン分泌能は保たれていましたが、インスリン抵抗性も認められ、幹細胞の抗炎症作用によるインスリン抵抗性改善が効果的であったと考えられました。

効果

治療後に、有害事象は認められませんでした。I.M様は、毛量が増えたことを実感されていました。

数値の変化

主な数値の変化

  • リブレ平均グルコース:183→174mg/dl
  • リブレ推定A1c:8.0→7.8%

その他の数値の変化

I.M様への今後のアドバイス

I.M様は家族歴が濃厚であり、家系、体質的にインスリン分泌機能が低い可能性やインスリンが効きにくいパターンの2型糖尿病の可能性があります。

採血の結果からは、比較的インスリン分泌は保たれていますが、インスリンの効きにくさ(抵抗性)が高い状況です。インスリン抵抗性は、内蔵脂肪による炎症や、運動不足(特に有酸素運動)が原因となりますので、改善のために内蔵脂肪(腹囲<85cm)の管理、そのために運動量の維持・継続をしていきましょう。

まとめ

今回は、糖尿病患者様の中でも比較的軽度の患者様の臨床例をご紹介しました。

軽度な糖尿病ということで治療方法が頭打ちになっており、日々の生活習慣の改善を心がけているものの数値改善がみられていない患者様でも、本記事でご紹介したような再生医療や生活習慣の改善による治療を複合的に取り入れることで改善されていく傾向もございます。

数値改善が見られることでより生活習慣を正す努力や、見直す良いきっかけになる患者様も多くいらっしゃいます。また人によって副次的な効果(毛量が増える、睡眠の質の向上など)を実感されることもございます。

今回ご紹介した患者様は皆様比較的若年で発症されており、このように治療方法が頭打ちになっていた状態のまま年齢を重ねると重症化してしまう可能性があったところでのターニングポイントとなった可能性のある臨床例となっております。

今回の例はあくまでも一例であり、治療効果には個人差があることを認識の上、糖尿病へのアプローチの一つとして、再生医療をご検討いただけますと幸いです。

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「重度肥満症患者に対する糖尿病再生医療」

幹細胞治療と培養上清エクソソームを併用
~当院の糖尿病再生医療~

当院では、薬剤をはじめとする対処療法に頼らず再生医療の力で糖尿病の根治を目指すことを目標に掲げ、他院に先駆けて本格的に糖尿病再生医療に取り組んでいます。

幹細胞治療と当院オリジナルの乳歯歯髄由来幹細胞培養上清エクソソームとの併用で糖尿病治療において最高の治療パフォーマンスを追求しています。当院では、日本人の生え変わりの乳歯から歯髄幹細胞を培養し、ヒト・異種動物由来成分を一切含まない最先端の完全無血清培地(AOF培地)のみを使用したオリジナルの培養上清エクソソームを製造し患者様に提供しています。

数百種種類の良質なサイトカインやエクソソームを豊富に含む当院オリジナル「ARC培養上清エクソソーム」の幹細胞治療との併用により、体内に投与されたご自身の幹細胞を最大限に活性化し分化能を高める効果が期待できます。

また、多くの糖尿病患者様に向き合う中で、ほぼ全員が、末梢血管障害によりEDを併発している事実に直面したため、日本で初めて陰茎海綿体への幹細胞の局所注射治療の提供に踏み切りました。

糖尿病とEDの根治を同時に目指すこの治療は、多くの悩める男性患者様から支持され、着実に成果を挙げています。

なお、当院の糖尿病再生医療は、他院と異なり年齢の上限はありませんので、多数の80代以上の高齢患者様も安全に治療を受けられています。高齢の患者様もご安心下さい。

【参考記事】
多様な糖尿病患者様の当院における再生医療の実例

当院の糖尿病再生医療・再生医療の詳細内容については以下のページをご覧ください。

当院の糖尿病再生医療

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