【当院の糖尿病再生医療の実例紹介④】短期間でHbA1cの目標値を達成した幹細胞+培上清エクソソーム治療の成功事例
監修医
日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会専門医。
2012年より東京女子医科大学病院糖尿病・代謝内科助教など歴任。
2022年1月、青山レナセルクリニック院長に就任。
幹細胞再生治療を通じ、国民病で万病の元である糖尿病の根治に取り組んでいる。
目次
初回の幹細胞治療(1億セル)でHbA1cが8.2%→6.4%に大幅改善!減量にも成功
1人目の患者様情報
- 名前:F.Y様
- 年齢:70代半ば
- 身長:170cm
- 体重:89kg
来院の経緯/背景
F.Y様は、2001年頃に二型糖尿病と診断され、以後、複数の薬剤で治療を続けていましたが、思うように治療効果が上がらず、この1年間で、HbA1cが7%前後から9.0%まで徐々に悪化したため、危機感を抱いていました。
また、2010年には心筋梗塞を発病し、動脈内にステントを留置しています。
2024年の初来院時には、糖尿病治療薬のグリミクロン40mgとGLP-1受容体作動薬であるバイエッタ5μgに加えて、心筋梗塞再発予防や腎症治療のために合計10種類もの薬剤を服用されていました。
「できれば薬剤や通院から解放され、仕事や趣味を堪能したい」との希望から、薬剤に頼らずご自身の細胞の力で根治を目指す、当院の糖尿病再生医療のモニターに応募されました。
治療開始後からの経過
2024年7月5日の初診時の検査では、HbA1cは8.2%でした。
この患者様は体重89キロ、BMI30 で肥満症であるため、皮下注射型のGLP-1受容体作動薬を、現在処方されているバイエッタから、より減量効果の高い最新のマンジャロに変更するようアドバイスしました。
この日に脂肪採取を行い、約2カ月後の9月3日に初回の幹細胞1億セルと当院オリジナルの培養上清エクソソーム15mlを点滴により投与しました。
約1ヵ月後の2024年10月11日に2回目の幹細胞1億セルと培養上清エクソソーム15mlの投与を行いましたが、この日の検査で、HbA1cが6.4%と大幅に改善していることが確認されました。
加えて、特筆すべき点として、糖尿病の合併症の腎症の指標である尿中アルブミン値が、初診時の1453.9mg⇒334.9mgまで大幅に改善していした。
なお、この患者様は、私のアドバイスに従って、GLP-1受容体作動薬を最新のマンジャロに変更した結果、体重が3.5キロ減量し、今後は体重減少に伴う筋力の低下にも注意するよう指導しています。
治療効果の考察
この患者様の場合には、肥満症で、心筋梗塞の既往歴があるため、動脈硬化症の進行を抑制するためにも、まずは減量が必要と判断しました。
そのため、地元の病院で処方されていたGLP-1受容体作動薬(バイエッタ)から、より減量効果の高い最新のマンジャロに変更するようアドバイスしたところ、3か月間で3.5キロの減量に成功したことは重要なポイントです。
当院の糖尿尿再生医療は、単に幹細胞治療を提供するだけでなく、既存の薬剤の見直しや懇切丁寧な生活指導を行うことが他院にない大きな特長です。
そして、減量と並行して、ご自身の幹細胞と当院オリジナルの培養上清エクソソームが血流改善や炎症抑制に作用し、相乗効果が生じたと考えられます。
また、この患者様は、合併症である重度の腎症の数値が大幅に改善していますが、当院の腎症の患者様の中には、培養上清エクソソームの点鼻治療だけで長年の慢性腎症を完全に克服した90代の病院経営者の事例もあります。
当院では、ヒト・異種動物由来成分を一切含まない最先端の完全無血清培地(AOF培地)のみを使用した当院オリジナルの培養上清エクソソームを製造し患者様に提供しています。この培養上清液には、血流改善を促すVEGFをはじめとする幹細胞が分泌する良質なサイトカインや成長因子が数百種類含まれていますので、腎症に対し優れた効果を発揮していると考えられます。
特にこの患者様は心筋梗塞の既往歴がありますので、幹細胞及び培養上清エクソソーム治療を通じた血流改善による動脈硬化症の抑制効果も期待できます。
▼糖尿病の合併症である深刻な慢性腎症を、当院の乳歯歯髄幹細胞培養上清エクソソームの点鼻療法のみで完治した90代患者の体験談
幹細胞治療により、悲願のHbA1c 5%台を達成!インスリンからの離脱も射程距離
2人目の患者様情報
- 名前:H.S様
- 年齢:50代後半
- 身長:176cm
- 体重:64kg
来院の経緯/背景
H.S様は、2016年の健康診断で糖尿病と診断されて以降、HbA1c 7~8%前後で推移していましたが、自覚症状が無いため通院せず放置していたところ、2023年の検診で10.8%まで悪化したため受診を指示されました。
治療開始後は、インスリン1日10単位をはじめとする薬剤治療を続け、HbA1cは6.5%前後とボーダー水準近くまで改善したものの、どうしても6.0%を切ることができず既存の薬剤治療の限界を感じていました。
また、2019年に脳梗塞に罹患したこともあり、まだ50代と若いため、健康長寿を目標に、この機会に糖尿病の根治と脳梗塞リスクを回避する目的で、当院の糖尿病再生医療モニターにお申込みされました。
ちなみに、ご自身の目標値はHbA1c 5.5%です。
治療開始後からの経過
2024年4月2日の初診時の当院における検査ではHbA1cは6.1%でした。
初診時に生活習慣や処方薬についてじっくりカウンセリングを行い、ご本人の意向も踏まえて毎回1億ずつ4回、合計4億セルの幹細胞治療計画を立てました。
この日に脂肪採取を行い、約5週間後の5月7日に初回の幹細胞1億セルと当院オリジナルの培養上清エクソソーム15mlを点滴により投与しました。
以後、6月14日、8月10日、9月14日に、それぞれ幹細胞1億セル及び培養上清エクソソーム15㎖を点滴により投与しました。
なお、当院では、「リブレセンサー」という、24時間リアルタイムで血糖値を測定する使い捨てのセンサーを患者さんの上腕に装着して頂き、私が遠隔でモニタリングするのですが、この患者さんの場合、食後の高血糖傾向が認められたため、食事・運動などの指導を行いました。
合計4回、4億セルの幹細胞治療が終了した約1ヵ月半後の2024年10月12日の検査では、ご本人が設定したHbA1cの目標値である5.5%とほぼ同水準である5.6%まで改善しました。
治療効果の考察
この患者様は、インスリンを中心とする既存の薬剤治療の効果でボーダー付近まで血糖値を抑え込んでいましたが患者様の希望するHbA1c 5.5%という完全な正常値まで改善することは困難で足踏み状態でした。
親族にも糖尿病歴があり、ご本人も数年前に脳梗塞を発病したことから、将来を見据えて再生治療による根本的な体質改善を目指し、目標を達成された事例です。
50代後半という年齢的にも再生医療でリセットするには良いタイミングだったと考えます。
なお、最近のリブレセンサーによる観察の結果、「ソモジー効果」と呼ばれる、就寝前のインスリン投与で血糖値を下げた後の朝方の血糖値が急上昇する傾向が見られ、インスリンがむしろ負の作用をしている事実が確認されました。
従って、HbA1cがほぼ目標水準に到達したのだから、インスリン投与量の大幅な減量を地元の主治医に相談するようアドバイスしました。
ちなみに、この患者様は、幹細胞治療をもう1クール継続されるご意向です。
【当院の糖尿病再生医療】
当院では、薬剤をはじめとする対処療法に頼らず再生医療の力で糖尿病の根治を目指すことを目標に掲げ、他院に先駆けて本格的に糖尿病再生医療に取り組んでいます。
幹細胞治療と当院オリジナルの乳歯歯髄由来幹細胞培養上清エクソソームとの併用で糖尿病治療において最高の治療パフォーマンスを追求していま当院では、日本人の生え変わりの乳歯から歯髄幹細胞を培養し、ヒト・異種動物由来成分を一切含まない最先端の完全無血清培地(AOF培地)のみを使用したオリジナルの培養上清エクソソームを製造し患者様に提供しています。
数百種種類の良質なサイトカインやエクソソームを豊富に含む当院オリジナル「ARC培養上清エクソソーム」の幹細胞治療との併用により、体内に投与されたご自身の幹細胞を最大限に活性化し分化能を高める効果が期待できます。
また、多くの糖尿病患者様に向き合う中で、ほぼ全員が、末梢血管障害によりEDを併発している事実に直面したため、日本で初めて陰茎海綿体への幹細胞の局所注射治療の提供に踏み切りました。
糖尿病とEDの根治を同時に目指すこの治療は、多くの悩める男性患者様から支持され、着実に成果を挙げています。
なお、当院の糖尿病再生医療は、他院と異なり年齢の上限はありませんので、多数の80代以上の高齢患者様も安全に治療を受けていますので、高齢の患者様もご安心下さい。
▼参考記事
多様な糖尿病患者様の当院における再生医療の実例
当院の糖尿病再生医療・再生医療の詳細内容については以下のページをご覧ください。
当院では、糖尿病撲滅のための特別プログラム「ASATAKU道場」の第2期モニターを募集しています。再生医療の可能性を実感し、糖尿病からの解放を目指すための第一歩を踏み出してみませんか?
当院は、糖尿病専門医監修のもと糖尿病の根治を目指して再生医療の提供のみならず
薬剤の選定から生活習慣指導までトータルマネジメントを実践しています。