幹細胞培養上清治療

幹細胞培養上清治療は「再生医療」の第一歩。
一本の点滴で、全身の細胞を活性化

期待される効果

幹細胞培養上清液とは?

幹細胞は、特殊な培養液を用いて増殖させていく過程で、その培養液の中に、
何百種類もの成長因子や情報伝達物質(サイトカイン)、抗炎症性因子など300種類を超える成分を分泌します。

幹細胞培養上清液に含まれる主な成長因子

  • •EGF:上皮細胞成長因子
  • •TGF-β1、β3:トランスフォーミング増殖因子
  • •IGF:インスリン様成長因子
  • •bFGF:線維芽細胞成長因子
  • •VEGF:血管内皮細胞成長因子
  • •HGF:肝細胞増殖因子
  • •TIMP:MMP阻害因子
  • •FGF:繊維芽細胞成長因子
  • •KGF:角化細胞成長因子
  • •CNTF、GDNF、NGF、BDNF:神経系栄養因子

最新の研究によれば、これらの分泌物は、体内にある再生能力の高い細胞に働きかけることで組織の再生を促し、
エイジングケア効果や様々な疾患の症状改善において、幹細胞移植と同等の役割を担うことが分かってきました。
このように、幹細胞を培養した後に細胞成分のみを取り出した上、滅菌処理などを各種施した液体(上澄み液)を「幹細胞培養上清液」と呼び、
昨今、多様な疾患の治療のために活用されるようになっています。
幹細胞培養上清液には細胞自体が一切含まれていないため、再生治療で懸念されているような癌化の恐れはなく、
良質な上清液の利用にあたっての副作用報告は、現時点ではありません。
このため、幹細胞治療よりも幹細胞培養上清治療のほうが、リスクが低い上に効果的であると評価する学者や医師も少なからず存在しています。
また、幹細胞培養上清液治療は細胞そのものを含有していないため、癌など重疾患の患者様にも投与可能です。

幹細胞培養上清液に期待される効果

  • ・抗炎症作用:障害部位(損傷部位・炎症部位)の治癒促進、疼痛軽減効果
  • ・血管再生・血管新生作用:動脈硬化性病変の改善・進行予防、EDの改善
  • ・スカベンジャー(活性酸素除去)作用:疲労回復、生活習慣病予防など
  • ・免疫調節作用:アレルギー疾患、自己免疫疾患など
  • ・神経細胞修復・再生作用:脳梗塞、脊髄損傷など
  • ・骨再生作用:骨粗しょう症、歯肉炎(歯槽骨の再生)など
  • ・美容作用(シワやたるみの改善)、増毛・育毛作用:各種成長因子による 体内の幹細胞分化促進作用:自己再生能力の誘導など
  • ・組織修復作用:肝障害、間質性肺炎など
  • ・培養上清中のエクソソームによる作用:がん細胞の増殖抑制・転移抑制など

幹細胞培養上清液の種類

1.「自家」と「他家」幹細胞には、患者様ご自身の細胞である「自家幹細胞」と、他人の細胞である「他家幹細胞」の2種類があります。現在、日本においては、適合性(免疫拒絶反応)等の懸念から、他家幹細胞を投与する幹細胞治療は認められておらず、患者様ご自身の細胞を採取の上で培養し、体内に戻す治療のみ許可されています。いっぽう、幹細胞培養上清液については、細胞そのものが一切含有されていないため、適合性(免疫拒絶反応)等の懸念がなく、副作用も殆ど報告されていないことから、他家幹細胞の培養時に抽出される上清液のうち、サイトカイン含有量などの面で一定水準の基準を満たす製剤が供給されており、患者様ご自身の細胞を摂取することなく手軽に治療を受けることが可能です。

2.幹細胞の「由来」幹細胞培養上清液は、「体内のどこから摂取された細胞を培養した幹細胞を使用しているのか」、すなわち「由来」によって、「歯髄由来」「脂肪由来」「臍帯由来」「臍帯血由来」「骨髄由来」などに分類されますが、現在、我が国で流通しているのは「歯髄由来」「脂肪由来」「臍帯由来」が大半です。

ヒト歯髄由来幹細胞培養上清液

歯髄細胞とは、歯の中心部分にある歯の神経のことで、歯の硬い層にガードされているため、遺伝子に傷が付きにくく、非常に活動性に優れ、癌になりにくい良質な幹細胞を多く含有しています。
また、骨髄や脂肪などの部位からの採取と比べ、患者様ご本人やドナーの身体的負担やリスクがなく、手軽で安全に採取できるというメリットがあります。
ただし、歯髄由来幹細胞は、加齢とともに急激に減少する傾向があることから、「乳歯」「若年時の親知らず」など、出来る限り若い細胞から抽出する必要がある点が難点です。

ヒト脂肪由来幹細胞培養上清液

脂肪由来幹細胞とは、文字通り、脂肪に含有されている幹細胞のことで、年齢面で採取に際して制約の多い歯髄由来幹細胞や、採取時に激痛を伴い対象疾患が限られる骨髄由来幹細胞と比べ、採取が容易で細胞数が多いという利点があります。
日本では、複数の培養施設が脂肪由来幹細胞上清液を販売していますが、これらの上清液を製造する際に必要となる幹細胞は、主に欧米の検体ラボから購入しており、それらの検体主は国籍を特定できない外国人であるため、採取経路が不透明で安全性が確保できない傾向にあることを理解しておく必要があります。

ヒト臍帯由来幹細胞培養上清液

臍帯(さいたい)とは、「へその緒」のことで、赤ちゃんが成長するための多種多様な未分化細胞や幼若細胞が含まれています。この細胞が「臍帯由来幹細胞」と呼ばれるもので、培養した際の上清液には、一説によれば、脂肪由来幹細胞培養上清液の数十倍ものサイトカインが含まれているとも言われています。
 ただし、脂肪由来幹細胞培養上清液と同様に検体の採取経路が不透明で安全性が確保できない傾向にあり、現在我が国で流通しているのは韓国製の製剤が主流であることを理解しておく必要があります。

当院の幹細胞培養上清治療

当院が誇る幹細胞培養上清治療「Renasup」

当院は、厳しい基準をクリアした高スペックのオリジナル「ヒト乳歯歯髄由来幹細胞培養上清液」製剤である
「Renasup」を使用した再生治療をご提供しています。

「Renasup」(日本人乳歯歯髄由来幹細胞培養上清液)

幹細胞培養上清液の中でも、より活動性に優れた豊富な成長因子を多数含有している歯髄由来幹細胞上清液ですが、当院では、
長年の口腔外科・歯科治療の経験と全国の歯科医ネットワークを活かし、
日本で最高水準の技術をもつ歯髄分野のパイオニアである特定細胞培養研究所【施設許可番号:FA 3150010】と業務提携し、
厳密なドナー・スクリーニングのもと、極めて高い細胞増殖力を有する日本人の乳歯の幹細胞から培養された、
高スペックのヒト乳歯歯髄由来培養上清液「Renasup」を提供致します。
「Renasup」は、歯髄幹細胞のスペシャリストである当院の監修のもと、
成長因子やサイトカインが豊富に含まれる優良スペックの日本人乳歯歯髄由来幹細胞培養上清液のみを厳選したもので、安全性の面でも優れています。

当院における歯髄由来幹細胞上清治療の特長

  • 1.口腔外科・歯科としての数十年の臨床経験及び
    全国の歯科医ネットワークを活かし、厳しい基準をクリアした健康な
    平均年齢10歳未満の日本人乳歯歯髄由来幹細胞のみを使用
  • 2.日本最高水準の歯髄由来幹細胞培養技術を有する研究所との業務提携
  • 3.疾患及び部位に応じて、当院が認める基準値をクリアした
    数百種類以上の成長因子が豊富に含まれる高スペックの
    ヒト脂肪由来培養上清液及びヒト臍帯由来培養上清液を、
    当院独自のノウハウにより「Renasup」と併用または混合

ご家族向け特別プログラムのご案内
「Premium Family Renasup Program」

お子様やお孫様の乳歯又は永久歯を抜歯し、若年時における優良なコンディションの幹細胞を培養した上で、専用施設にて冷凍保存することにより、将来のお子様やお孫様の幹細胞治療に備えるとともに(※50年間有効)、冷凍保存されている幹細胞の一部を適宜培養することで抽出される上清液をご家族で繰り返しご利用することができ、ご家族全員の長寿健康を促進する特別なオーダーメイドプログラムです。

治療法

当院における幹細胞培養上清治療においては、「点滴療法」と「局所投与療法」の提供が可能であり、
患者様の疾患や目的、ご希望に応じて、最適な治療法を使い分けています。
また、2つの治療法を併用することにより、治療効果が大幅にアップします。

点滴療法

症状が関節や皮膚の特定箇所に限定される場合には、局部に直接注射または専用の機器を用いて導入し、疾患や老化によって損傷した部位にダイレクトに上清液を到達させることが治療の近道です。
いっぽう、直接注射することが出来ない部位(脳など)や全身的疾患(アトピー性皮膚炎など)、疲労回復、体質改善、エイジングケア等については、静脈点滴により、幹細胞培養上清液を循環する血流に乗せて、疾患のある部位まで到達させ、または全身に行き渡らせる治療法が有効です。
このように、点滴療法によって、全身的な疾患や局所投与では到達できない部位に作用させることが可能となります。
効果としては、疲労回復、体力増進、視力・老眼の改善、肌艶の好転、男性機能の回復などのほか、血糖値や肝機能、脳梗塞後遺症の改善など内科的効果も報告されています(※効果には個人差があります)。
◆一回あたり最低3cc以上(5~10cc前後が望ましい)、治療開始当初は1~2週間毎の投与をお勧めします。

局所投与療法

疾患が、局部(関節、腰、肩など)や、加齢性変化(しわ、しみ、たるみ)が生じた顔面、薄毛に悩む頭部など皮膚の特定部位の場合には、局部に直接注射または最新の機器を用いて導入することで、ダイレクトに上清液を到達させるのが効率的な治療法です。
当院では、経験豊富な専門医が、患者様の症状やご希望に応じて、最適な局所注射計画を策定しており、内服や他の治療法を併用することもあります。
効果としては、毛髪の復活、しわ・たるみ・クマの改善、腰痛や肩凝りの緩和などが報告されています(※効果には個人差があります)。
◆一部位あたり1~2cc程度×5回投与が目安となります。

治療の流れ

ご予約

局所注射療法については完全予約制。
点滴療法については、状況次第では当日の治療も可能です。

カウンセリング

患者様の症状、目的、ご希望等をお伺いし、使用する上清液の種類及び
治療法、投与分量をはじめとする最適な治療計画を策定し、ご提案します。

幹細胞培養上清液投与

所要時間
点滴/30分程度
局所注射/15~20分程度

経過観察/次回ご来院

※幹細胞再生治療と異なり、ご自身から細胞を採取する必要がないため、事前の準備なく治療を受けて頂けます。
また、点滴療法・局所投与ともに治療は短時間で終了し、終了後すぐに帰宅することが可能です。